市民本位の健康医療に向けて

第12回(3月)定例会 中間報告

2009年3月18日 by KISK事務局  


健康医療市民会議 第12回(3月)定例会

中間報告

H21・03・17 梶原

1)    定例会の開催<患者・市民の連帯と情報の共有>

前回は2月17日(火)丸の内・国際ビル・日本倶楽部にて彩美会・郵船ビルクリニック理事長、青森・村上病院名誉院長・金沢武道先生に「脳梗塞未病検査と治療」と題し講演をしていただきました。脳梗塞は発病してから治すのは困難。健康と病気の間の「未病」の段階で発見し治す必要がある。CT、MRI、MRA検査と血小板凝集機能検査で「脳梗塞未病」を判定し点滴治療や薬の服用で治療をしている。脳梗塞は発病してからでは手遅れなので未病段階で手当てすることが肝要と強調され会員に大きな反響を呼びました。
会員スピーチとして、いつも司会役を務めていただいている医療法人明徳会サンデンタルクリニック院長・医学博士・歯科医師の小山悠子先生から、歯科治療は緊張の連続でストレスや筋肉・骨格疲労からくる体の歪みをバレーやストレッチ体操で正していると日常の体験を述べられ、若さと美しさを保つ美顔術のさわりを披露していただき会員から大きな拍手。
講演終了後、同倶楽部食堂にて講師の金沢武道先生を囲む立食懇談会があり有意義な農法交換・意見交換が行われました。
今回は長年、日本の伝承医学を研究されびわ葉温圧療法を中心に現代医療も採り入れ伝承医療を全国展開されている島田修先生から「伝承医療」の講演をお願いしました。明治維新以来、世界でも稀に西洋医学一辺倒で来た日本の医療の見直しの時機が到来しました。
「温故知新」の機会です。
また会員スピーチを兼ねて代表の梶原より「がん難民サポート」の中間報告をいたします。最近、末期がん患者の相談が増えています。あちこち治療法を探っていますが、とりあえずの「治療法メニュー」(案)を作ってみました。これから会員のみなさんとともに更に勉強して参ります。

2)    医療改革懇談会(三者会)の開催<患者・市民本位の医療を>

患者・市民本位の医療を実現するため、国会議員、医療関係者、我々市民側三者に全国有力紙論説委員等をアドバイザーに加え「医療改革懇談会」(座長・大竹美喜・アフラック最高顧問)を昨年4月にスタートしました。11月26日までに9回の会合を重ね、「医師不足対策緊急提言」のアピール等を行いました。
今年に入り1月26日、国会議員を交え「今後の三者会の活動」につき自由な意見交換をし、これからはシンポジュウムなど対外的な啓発活動をしよういうことになりました。2月25日には全国紙7社の代表と「保険診療限界と自由診療の活用」について話し合いがなされました。特に「がん難民サポート」「脳梗塞未病」と「認知症治療」を話題として健康・医療のオピニオンリーダーであるマスコミの方々のご理解・ご協力を得ることができました。

3)    患者・市民の自衛策<信頼できる健康・医療・環境「すぐれもの」を>

本年1月29日、「すぐれもの評価委員会」(中島健一郎・委員長、榊原節子・副委員長)をスタートしました。3月6日、具体的な商品を採り上げ意見交換をしました。健康・医療・環境の商品・サービスが氾濫し虚偽表示等が横行している中、患者・市民の自衛のため、今後、安全・安心・効果・価格・苦情処理の5原則を基本に評価作業を進めていきます。

4)「女性のための統合医療研究会」

標記研究会(小山悠子座長)は昨年11月4日設置され、現在、「統合医療フロント・ツアー」(仮称)モデルを作成中です。

5)「認知症センター」(仮称)の設置

現在、関係者間で協議していますが、できるだけ早くモデルとなるセンターを立ち上げることを検討しています。

6)「がん難民サポート事業」の推進

報告予定の「がん治療メニュー」に沿ってがん患者の相談に乗っていますが、近くクリニック等と連携の話を進めます。

7)今後の方針

(1)    「健康市民塾」 参加者を求めています。
(2)    「地域会議」の普及 この夏「信濃」でイベントがあります。他の地域で具体的な話を進めます。
(3)    新規会員の募集 定例会会場の容量もありますが、信頼できる方の入会を勧誘してください。
(4)    体制づくり 近く有志の会員と協議します。

以上

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