市民本位の健康医療に向けて

第11回(2月)定例会報告(メモ)

2009年2月22日 by KISK事務局  


noukousoku

第11回健康医療市民会議定例会メモ
(21年2月17日(火)16-18時・千代田区丸の内国際ビル8F 日本倶楽部大会議室)
1 梶原代表から市民会議の経過報告
中間報告の資料等に基づき報告。定例会講演の各予定講師の紹介。医療改革懇談会(三者会)で今年はシンポジウムなど対外啓発活動にも取組む。市民自己自衛策の健康・医療・環境の「すぐれもの評価委員会」が1月29日スタート、委員長中村健一郎(中立的でマスコミワシントン支局長御経験)・副委員長榊原節子(「怪しいもの発見法」研鑽)さんが互選され評価法等を議論。小山悠子座長の「女性のための統合医療研究会」は千葉県のかずさアカデミアパーク宿泊ツアーを立案中。「認知症センター」の推進に関し中島・大石氏等が台湾台南市の施設を視察され、今後の進め方のフレーム作りを中島氏にお願い中。「ガン難民サポート事業」の推進を図るが、いろんな治療法等の情報を宜しく。「推薦図書」の紹介と簡易な審査(高橋進氏担当)の仕組みを3月より始める等。梶原代表から報告。
2 講演「脳梗塞の未病検査と治療」金澤武道・医療法人彩美会郵船ビルクリニック理事長・青森の村上病院名誉院長
大学で血管学を研究、その結果「脳梗塞」になってから直すのは無理、なる前の対応が大切と考え「未病」治療の概念を確立。脳梗塞は、健康と病気の間に「未病」段階を考え治療する。しびれ、めまい、言語のもつれ、片側麻痺等の状況があれば、未病診断をする。発見し、治療し、健康に返す。東洋医学の漢方等の一般的「予防医療ではなく」西洋医学の具体的治療をする。CT検査、脳MRI&脳血管MRA検査で血液の流れがない狭小の血管の検査が大切。「未病Ⅰ」は、症状はあるが一般検査の数値は正常、「未病Ⅱ」は、症状は無いが一般検査数値が異常。その影に問題が潜んでいる。それが脳出血に至る。血管が詰まるのは血小板がストレスで凝集することによる場合も多いので、血小板凝集能検査も重視し、相乗効果方式も活用。1500以上の実証があるが、未病医療を支えるのは「診断できる・検査できる・治療できる」こと。段階により点滴治療や薬治療。沢山の患者の実例を血管の流れの狭小化と治療後の改善の映像で分かりやすく御説明。80歳代の女性の場合は、開業医診察・めまいや吐き気で脳神経外科へ・次いで大病院の神経内科でうつ病とされ、その後紹介された。脳MRI MRAの検査で脳大動脈の著しい狭小が確認。「脳梗塞未病」として治療開始。二度の10日治療で改善。未病治療は「患者と医師の協調型医療」。
脳梗塞から体を守る三つ条件の主張 「1脳梗塞になってからではもう遅いを常識に 2未病治療への認識の転換 3病気から未病へと目を向ける」で脳梗塞になる前に治す。
会場からの検査の申込方や費用はとの質問に、丸の内の郵船ビルクリニックで予約制。脳血液ドッグ(血小板凝集能検査と血液検査)は自由診療で検査料8000円、治療は外来だと自由診療になり一回22000円。精密検査MRI/MRAや入院や投薬治療や点滴治療は別途。とご説明。是非我々もとの会員も多く、拍手大喝采。次の書籍のご紹介もありました。
○「新脳梗塞発見法・脳梗塞はなる前に治る!」金澤武道著 健康ジャーナル社刊行

3 会員スピーチ「私の体験したアンチエイジング」小山悠子・医療法人明徳会サンデンタルクリニック院長・医学博士・歯科医師
梶原代表から、若さと美しさの秘密を御披露していただくが、今日は時間が無いのでさわりの部分で後日講演をお願いしたいと紹介。若々しい力の籠った講演が開始。
患者にとって歯科治療は怖い、緊張の継続で、お腹を手術するのと同じ恐怖。治療後も余り褒めてもらえない。スーパーマンの歯医者、怖くない歯医者を目指した。恩師の福岡会長の方針で歯医者は芸者だと思え、技術と人柄が最も大切とされ、「リラクゼーション」の雰囲気での治療に取組む。歯医者にとっても治療は緊張の継続。体が硬くなり首や頚椎が大変、ぎっくり腰の危険も。若気で乗切ったが、治療は立っても座っても背骨は曲がる。一日中気を張り、一点集中でストレス大、治療は手も足も全身を使う。更年期にバンと来る腰痛や背痛はかなわないと、ジムでのバレー体操に取組む。筋肉痛マッサージ3時間、どうせやるなら、自分が年をとらない方法を目指し、骨や顔やえりを鍛え美しくなる方法にチャレンジしようと取組む。現在の更年期障害は女性50歳前半、男性50代後半からで夫婦同時に来る。内臓脂肪の蓄積はメタボの原因となる。脂肪やカロリーの摂りすぎは避ける。最強アスリートの選手と比較して骨の研究をする。骨粗鬆症を避けることが大切だが、身長が2cm低くなってくると骨格疲労がでる。70代の前半の女性で25%、80代で50%骨折との説もある。生活習慣が大切で、運動により骨量は増加する。バレーを始め、踵上げを50回毎日、エステットステップ、太極拳45分の活発な日常生活をする。年齢に関係なく使用しない筋肉は萎縮し、使用する筋肉は発達する。ストレッチ顔面体操が大切、姿勢を意識して正しくし、時々、足の指でグーチョキパー、足の筋肉良くなる。床を足指でつかむ。ヒールを10時間履いても痛くない。両足を広げて床に体をぴったりと着けられる。日本整形外科学会での経験から、運動すると綺麗な歯になる。口腔から見たアンチエイジング医学、唾液分秘、BeautySmileTrainingでWining Smileをつくる、8本の歯が見える美しい笑い顔を目指す、スマイルトレイナーの活用で口角をアップ、上の歯が下唇につく、顔を動かして顔面の筋肉をもむと美しくなる、と若さと美しさの美顔術のさわりを御披露。固唾を呑んで聞き入る女性の会員と、男性も一緒になって大拍手。
梶原代表も自分も意識的運動が大切と考え、地下鉄では座らず踵を上げて運動、吊り輪を手でひねって地下鉄ジムを実践、と経験を御披露。次の書籍の紹介がありました。
○「口元から綺麗がはじまる・美顔術」小山悠子著 講談社刊行

4  会場内の後部で血管年齢測定の「BodyChecker」、還元水素水生成装置(活性酸素除去)のデモがあり、多くの会員が参加されました。

5  講演終了後、講師の金澤武道先生を囲む会員有志による立食懇談会があり、講師や梶原代表や参加会員の楽しく有意義な情報交換・意見交換が行なわれました。   以上

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