「ふるさと健康倶楽部」メンバー・メリット(案)
2013年7月25日 by KISK事務局
<7月23日定例会報告資料>
「ふるさと健康倶楽部」メンバー・メリット(案)
〜「1村1社運動」普及のモティベーションは?〜
2013・07・12
健康医療市民会議
地域開発研究所
7月17日(水)丸の内・大手町ビルにて
三菱地所 伴襄 顧問 岡田久司 環境・CSR部長
NPO「えがおつなげて」曽根原久司 代表理事
地域開発研究所 林桂一 理事長
梶原、黒川
(協議先)
(不動産研究所、不動産協会)
(三菱地所、三井不動産、住友不動産、野村不動産)
(東京建物、長谷工コーポレーション、森ビル)
1 農村と企業で「ふるさと健康倶楽部」の設立
過疎地域(小学校単位)ごとに農村(自治体。農協)と企業が提携して「ふるさと健康倶楽部」を設立する。農村と企業の共同設立。企業側は
責任あるオーナー企業 1
複数のメンバー企業 オーナー企業に協力し事業の維持・発展を図る。
* 廃校の利用等に農水省「都市農村交流・対流交付金」の活用
平成25年度「広域ネットワーク」予算で地域事業立ち上げの準備
2 メンバーのメリット「六つの視点」
「倶楽部」は、社会貢献を本旨とするが、メンバーとなることによるメリットも、あらかじめ明らかにしておく必要もある。
また、農村側としては、単なる奉仕活動では持続性に不安があり、事業をシステム化・組織化して、事業の持続性や経営の安定性が求められる。
このため
「六つの視点」から
<安らぐ 育てる 学ぶ 遊ぶ 収まる 役立つ>
農村空間の優先的利用・社会奉仕システムを「ふるさと健康倶楽部」として構築する。
このシステムを通じてオーナー・メンバー企業の従業員(OBを含む)その家族が利用・奉仕活動を行う。
全国の過疎地域農村(小学校単位)にオーナー企業1を目標に「1村1社運動」を展開する。この運動が普及すれば、都市と農村の交流・対流が活発化して
1−過疎地域農村の健康と経済、文化、生活が守られ、地域は再生。
農地の保全、農家生活の安定、
交流・滞在・定住人口の増大
伝統文化の継承
*経済競争の中で「強い農業」を育てることも必要だが、山間部、零細農業など「弱い農業」は、都市と農村の助け合う社会原理「絆」での支援も必要。
2−企業の「うつ病」などが減少し、健康保険財政が健全化、また従業員の活性化で企業活動の生産性の向上も期待できる。
また、都市の農村進出で、食の安全や食料問題、環境問題、過疎地域の社会問題などへの理解が進む。
*自然治癒力の向上で、企業ごとに医療費の削減目標を立てることも可能となる
(1)<安らぐ>豊かな自然とゆったりと流れる時間の中にくつろいで滞在する
簡易な合宿所 廃校などを改修 (1泊1000円?が目処)
廃屋などを改修して家族・小グループ向け滞在施設 自炊
農家で民宿 トイレ、キッチン、バス等の改修
地元の温泉・鉱泉で湯治 安価な宿泊施設が必要 温泉・鉱泉がなければ地元産薬草風呂、五右衛門風呂(ドラム缶)などを工夫 「癒し」の重要性
最近はペット同伴可の宿泊施設の要望もある
(2)<育てる>耕作放棄地を利用して米、麦、野菜、花などの栽培で植物を育てる喜びを感じる。原則は無農薬,有機栽培。農具等は提供。
市民農園(共同)
家庭菜園(家族・小グループ単位)
*魚、カブトムシ、ホタルなどの養殖や野生種の保全もある。
(3)<学ぶ>自然の中で滞在し落ち着いて学習する。
「健康道場」で指導を受ける。理学療法・作業療法など「統合心身活性法」で自然治癒力を高める。
「うつ病」「認知症」「自閉症」などの予防と改善をメインとして、「がん」「脳卒中」「心不全」など生活習慣病の予防と改善を行う。
*「患者」としてではなく、全員「指導者」になるようトレーニングを受ける。
*「心身バランス計」で効果測定 管理者講習を受ける。
滞在型のセミナーやシンポジューム 「八ヶ岳」会議・・・
(例)米国コロラド州アスペン会議
各種研修 農業、林業研修など 企業の新人教育など
パソコン、IT研修
音楽教室
園芸教室、きのこ・山菜・薬草教室
陶芸工房、木工など手芸の教習
炭焼き教室(燃料として備蓄)
釣り教室
山歩き教室
交通安全教室 近隣の自動車運転教習所と連携し再研修
ペットの訓練も
(4)<遊ぶ>自然の中でプレーなど楽しむ。
ゴルフ 地元のゴルフ場と特約
テニス 地元のテニスコートと特約
サッカー、野球などの練習 廃校の校庭などを利用
泳ぎ、釣り 安全な泳ぎ場、釣り場の確保 監視
バーベキュー 専用の広場の確保 トイレなど
犬の運動 ドッグラン
*救急医療体制の整備が必要。
(5)<収める>(納める)
共同倉庫 季節によって使い分けする道具などを納める。
共同納骨場 東京などでは墓地が不足。「樹木葬の山」づくりも。
避難・疎開 東京直下型地震など災害時に備える。
宿泊、食料・燃料の備蓄、預金(地元農協にも)
医療(救急病院)、教育(学校、塾)など
(6)<役立つ>地元の農家の手伝いなど地域社会の維持、発展に奉仕活動
農業、林業等の手伝い
特産品の開発、加工、販売に協力
農業の六次産業化
観光資源の発掘、育成、宣伝など
「花の園」など名所づくり
地域の神社・仏閣の維持 お祭りへの参加
新たなイベントおこし
3 山梨県北杜市の例
(1)環境省指定・国民健康保養地・増富温泉郷「健康づくり」プログラム
「増富健康づくり塾」 自然治癒力の強化
温泉浴、森林浴,山間浴、湖畔浴
食事、運動、環境(五感)
(2) NPO「えがおつなげ」http://npo-egao.net
「企業ファーム」
企業のニーズと農村の資源を結びつけ、企業と農村の連携の下で、農村資源の有効活用を目的としたNPO法人「えがおつなげ」のプロジェクト 10年以上の実績、全国組織ネットワーク、サプライチェーンづくりのサポート
1−CSR 耕作放棄地の解消、森林資源の保全、農村の活性化
2−人材育成・福利厚生 社員の人材活性化、社員の環境意識啓発、社員・家族の福利厚生
3−原料調達 安全・安心な食材の調達、山梨独自の食材の発見
4−顧客サービス 環境・食についての学びの場の提供、余暇サービスの提供
5−新規事業 地域資源と保有技術を合わせて新規商材を開発 農村での新しいビジネスモデル
6−企業の農業参入 農業分野での新規事業、商工連携・六次産業化
「空と土プロジェクト」(三菱地所グループ)
都市と農村が支え合う持続可能な社会の実現に向けて、荒れ果てた耕作放棄地に取り組むことから始まり、
都市に住むグループ社員やその家族、丸の内エリアの就業者、住宅事業のお客様などを対象にした「食と農」「森林」「エネルギー」「ツーリズム」の各種ツアーを実施
農産物・間伐材など地域資源とグループの経営資源を融合させ新たな価値を創造 純米酒「丸の内」、注文住宅構造材・・・
「はくほうファーム」(博報堂/博報堂メディアパートナーズ)農業体験研修プログラム
「金精軒の畑」(金精軒製菓株式会社) 青大豆栽培
「満月農場」(株式会社満月) 南アルプス菓子処 花豆、青大豆栽培
「もやしもんプロジェクト」(株式会社講談社)
「ほんとうの酒米つくって日本酒をかもそうプロジェクト」
田植え、草取り、稲刈り作業の募集、オリジナル日本酒の醸造
「クリスタル・ファーム」(クリスタルヒーリングアカデミー株式会社)
「ソキアス・ファーム」(株式会社ソキアス)
「目黒区ファーム」(東京都目黒区教育委員会)
その他
以上
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