市民本位の健康医療に向けて

市民学シリーズ vol.13 「オーダーメイド健康法」その1: 血液型と病気

2012年10月22日 by KISK事務局  


市民学シリーズ「オーダーメイド健康法」その1

「血液型と病気は関係あり―あなたは何型?」

2012・10・16定例会発表資料

健康医療市民会議代表 梶原 拓

はじめに

近年、遺伝子の解明が進み、従来科学的に疑問視されていた血液型による体質の差に理論的裏づけがあることが明らかになってきた。漢方やアーユルベーダによる体質の差も、やがて科学的に証明されることになろう。人類の長年にわたる「体験的エビデンス」は軽視できないものである。

人体を介して病気や薬物などの適不適を判定するОリングテストやヨーロッパで普及しつつある波動(震動)テストなども、やがて科学的に証明されることになろう。

人間の遺伝子の全部が解読され、個人別に異なる健康法や治療法で対応する段階に入りつつあるが、我々患者側市民としては、医療側の対応を待つことなく、当面、血液型などのよる個人別の体質などの差によるオーダーメイド(個別化)健康法や治療法を取り入れる必要がある。

医療側の専門家とは違い専門知識は浅いが、その反面、

1 専門の枠に捉われない幅広い発想ができる(統合性)

2 専門領域内の権威や利害で拘束されない自由がある(市民本位)(患者本位)

3 何よりも自分たちの体験で実証的にメリット・ディメリットを検証できる(論より証拠)(「本物」の追求)

など、有利な点もある。

医療側に「お任せ」ではなく、自ら学習し実践する患者側の努力なくして、健康も命も守ることはできない。特に日頃から自分の個性に合った健康法を心がけるべき。したがって、先ず血液型から学習を始め、逐次、漢方、アーユルベーダなどへと学習を進めたい。

第1 血液型は俗説か?

<血液型による相異に科学的根拠あり>

「藤田紘一郎・東京医科歯科大学名誉教授」(週刊ポスト2012・08・17)

免疫や感染症を研究している立場からいえば、生まれながらに血液型で免疫力に差があることは明らか。リンパ球の免疫担当細胞の数も違うし、かかりやすい病気も決まっている。食べ物の好き嫌いも血液型で決まります。ならば性格が血液型で決まるのは当たり前で、恋愛やセックスの相性などに影響していることも当然と考えられる。

「鎌谷直之・東京女子医科大学客員教授」(理化学研究所ゲノム医科学研究センター前センター長)(週刊)ポスト)

「遺伝的違いの解析によって、様々な病気の原因遺伝子が解明されました。その結果、血液型によって病気のなりやすさに差があったり、薬の有効性などの傾向があることが、客観性を持って科学的に示されるようになったのです」・・・

「今後、遺伝子や血液型によってさらにいろいろなことがわかっていくはずです。世界的には個別化医療に向かうといわれていますが、いずれ血液型によって薬を使い分けることが当たり前になる時代がやってくるでしょう」

「2012年に発表されたデータによると

O型はA型の1・43倍、十二指腸潰瘍になりやすい・・・

エコノミー症候群などの静脈血栓症はO型よりもA、B、AB型がなりやすく、狭心症や心筋梗塞などの心血管障害も同様だった。

膵臓癌もO型よりA、B、AB型がなりやすく、胃癌のリスクも同様の傾向にあるといえる。

また、貧血に関しては、B型の人が他の血液型の人よりなりにくく、とくにB型女性はなりにくいデータがある。」

<血液型物質は細菌から植物、動物すべて持っている>

「藤田紘一郎」(「血液型の科学」――かかる病気、かからない病気)(祥伝社)

「ABO血液型物質は糖でできています。糖の合成を可能にしたのが原始生物で、血液型物質を最初に合成できたのが細菌だということです。・・・

細菌の次に地球上に出現したのが、藻類やシダ植物です。海藻にはABO式血液型物質が、またシダ植物にはABO式とルイス式の血液型物質が見つかっています。・・・

植物には血液はありませんから、種子や葉、キノコ類では傘柄を含めた子実体と呼ばれる器官などをすりつぶし抽出液にして、どのような血液型物質がそこに含まれているのかを調べます。・・・

生物は進化しながら、この血液型物質を合成する形質を受け継いできたのでした。・・・

いろいろな動物の血液型物質を調べてみると、O型、A型、B型、AB型の血液型をすべて揃えているものはいないことに気づきます。・・・

ヒトと同じように、O型、A型、B型、AB型の四種類の表現型が揃っているのは、霊長類だけなのです。そのなかで高等とされているオランウータン、チンパンジー、ヒヒは、ヒトと同じで四種類の血液型物質が見られます。

<人類はもともと全員がO型だった>

statistics

現在の人類の直接の祖先であるホモ・サピエンスは、10万年ほど前にアフリカで誕生しました。この頃の人類はすべてO型だったと考えられます。

紀元前4万年頃にアフリカにクロマニヨン人が出現し集団の狩りをしていました。このクロマニヨン人も全員がO型でした。そして、この頃すでにO型の消化器官の特性が形成されていたものと思われます。つまり、胃酸を多く分泌して肉類を効率よく消化するようになっていたのです。彼らは、瞬く間に獲物を食べつくしてしまったというわけです。

クロマニヨン人は食べ物がなくなったアフリカから世界各地に移動しはじめました。紀元前3万年頃です。つまり、O型の人間が世界中に散らばることになったのです。・・・

アジア大陸に分散したグループは「新モンゴロイド」と呼ばれます。彼らは穀物を栽培し、定住生活をするようになりました。定住生活を始めたことで食習慣が変わり、腸内細菌類も穀物や農作物の消化に適したものに代わっていったのです。そして、彼らの腸内細菌の一部から血液型物質の遺伝子が人間の体内に侵入したのです。

穀物、豆類、野菜類などを好む腸内細菌にA型物質をもっている細菌がいて、たまたまその細菌の遺伝子がトランスフェクション(遺伝子移入)を起こした結果、農耕民族の新モンゴロイドにA型人間が誕生したのです。紀元前2万5000年から1万5000年頃だと考えられています。

B型人間は、インドやウラル地方で紀元前1万年頃に誕生したといわれています。

アフリカから分散したクロマニヨン人のうち、ヒマラヤ山岳地帯に移動したグループはもっぱら家畜の肉と乳製品を食料にしていました。彼らは「遊牧民族」になっていたのです。

その結果、彼らの腸内細菌は乳製品を分解するのに適したものに変わっていきました。その腸内細菌の一部がトランスフェクションすることによって、B型人間が誕生したことは間違いありません。

AB型は、ごく最近出現した血液型です。1000年から1200年ほど前には、AB型の人はいなっかったと考えられています。その証拠として、西暦900年以前の墓からAB型の人間が見つかっていないことが挙げられます。

おそらく、東方の騎馬民族が東から西へ侵略を続けるなかで、A型人間とB型人間

の混血が起こり、AB型が誕生したものと思われます。

つまり、当初、人類の血液型はすべてO型だったものが、農耕民族の一部からはA型が生まれ、遊牧民族の一部からはB型が生まれました。さらに、彼らの混血の結果、AB型がごく最近になって生まれたと考えられるのです。

<血液型物質の分布>

「体内の血液型物質の分布を見ますと、実に多くの器官に分布していることが分ります。特に胃や腸内で分泌される粘液であるムチンのなかには、血液中よりもずっと多い血液型物質が存在しています。腸ではおよそ80%、胃においてはほぼ100%の発現率を示すのです。

血液型物質は最初に赤血球表面から発見されたので「血液型物質」という名がついたのですが、本当は「胃腸粘液物質」としたほうがよかったかもしれません。

私は、人間にABО血液型物質をつくらせたのは、腸内細菌であると考えています。

第2 血液型物質と動植物

<動物や植物の血液型物質>

私たちが日頃から食べている動物や植物にも血液型物質が入っています。例えば、ウシはA型物質とB型物質の両方の血液型物質をもっていますが、ブタはA型物質だけです。逆にヒツジはB型物質だけで、クジラもB型物質だけです。

また。植物界にも血液型物質をもつものがあります。ダイコンはO型物質ばかりです。その他、ゴボウ、キャベツ、ナシ、リンゴ、サトイモ、シイタケなどがO型物質をもっています。

A型物質をもっているものは、ミズキ、ツバキ、ブナなど、B型物質をもっているのは、ニシキギ、モチノキなどで、いずれも人間が食用にしないものです。AB型物質は、スモモ、ソバ、コンブなどがもっています。・・・

A型の人は、B型物質に対する抗体をもっているから、B型物質をもっている食物とは合わない。逆にB型の人は抗A抗体をもっているので、A型物質をもっている食物は合わないというような、単純な方法で分析してみました。

その結果、ブタ肉はA型の人には合うが、B型の人には合わない。ウナギも同様にA型の人には合うが、B型の人には合わない、ということが考えられます。

逆にB型物質だけがあるヒツジの肉やクジラ、ハマグリはB型の人には合うが、A型の人には合わないといえます。

また、AB型両血液型物質をもつ牛肉は、O型の人には合わないが、AB型の人には合うのです。

血液型から見て体に合わない食物を食べていると、食物アレルギーのような症状がでてくる可能性があります。

しかし、たとえそのような症状が出ない場合でも、体に合わない食物を食べ続けていると、体力が消耗してくることが考えられます。・・・

B型の人がA型物質の食品ばかり食べていると、抗A抗体が消費されていきます。その消費の過程で、無用なエネルギーが使われていることは間違いないでしょう。・・・

これでダイエット効果が出るという解釈が成り立つ・・・。

<体に合う食物・合わない食物>

免疫学的な立場から、血液型によって合う食物と合わない食物とがあると考えています。

O型

体に合う食物 貝類、ゴボウ、キャベツ、カブ、リンゴ、サトイモ、シイタケ

体に合わない食物 牛肉、鶏肉、ヘビ

A型

体に合う食物 豚肉、ナマズ、ウナギ

体に合わない食物 羊肉、クジラ、ハマグリ、カメ、ワニ

B型

体に合う食物 羊肉、クジラ、ハマグリ、カメ、ワニ

体に合わない食物 豚肉、ナマズ、ウナギ

AB型

体に合う食物 牛肉、馬肉、ヘビ、コンブ、ソバ、ブドウ

体に合わない食物 特になし

<食物アレルギーとレクチン>

穀類、豆類、野菜類や肉類まで食物中にはいろいろな「レクチン」が存在し、それが人間の体のなかで種々の障害を起こす「可能性」があります。「レクチンとは糖鎖を認識するタンパク質」です。タンパク質を食物から摂取すると、消化酵素の働きでペプチドまで分解します。したがって、たとえ食物中の「レクチン」を摂取しても、分解されてしまうので、レクチンとしての働きは失われているはずです。

しかし、現実には食物中のレクチンの約5%ぐらいが血液中から検出されるという研究結果があるのです。

穀類、豆類をはじめとする食物アレルギーに苦しんでいる人がたくさんいます。しかし、40年前の日本人にはほとんど食物アレルギーで悩む人がいませんでした。文明社会の進展に伴って、腸で「タンパク質をペプチドまで分解できなくなった」日本人が増えてきたということでしょう。

そんな日本人が「有害なレクチンを含む食物を食べる」と、レクチンをペプチドまで分解しないで体内に吸収し、いろいろな障害を起こすようになったと考えられるのです。

<レクチンから見た血液型別合わない食物>

食物のなかにあるレクチンで血液型物質に反応するものにはどんなものがあるか。

(体に合わない食物)

*多糖類やハーブ類を摂ると、これらのレクチンの活動を防ぐことができる。多糖類はコンブなどの海藻類に多く含まれています。

A型  豆類(赤インゲン、ライ豆)

O型  小麦麦芽、豆類(レンズマメ、ピーナツ)

B型  鶏肉、ソバ

AB型 魚類(カマス、オヒョウ)

<病気のかかりやすさも血液型が左右>

血液型別に、病気によってかかりやすいもの、かかりにくいもの、軽症で終わるもの、重症化するものがある。なぜか。サルモネラ菌を例にとると

A型とAB型の人の血清中には「抗B抗体」があります。サルモネラ菌はB型物質を多量にもっていますから、「抗B抗体」をもっているA型とAB型の人はサルモネラ菌にかかりにくかったり、重症化しないというわけです。

これに反して、「抗B抗体」をもたないB型とO型はサルモネラ菌にかかりやすいというわけです。

第3 血液型物質と病気

(血液型によって特定の病気にかかりやすい要因)

1 病原体自体がもっている血液型物質の種類と量

2 血液型によって宿命的に決まっている免疫力

3 病原体が血液型物質と特異的に吸着する力

4 血液型と連座する遺伝子との関連

5 食物中のレクチンと血液型物質との吸着性

6 血液型物質を好む媒介昆虫の存在

<血液型と免疫力>

人間ドックで集められた成人の血液に含まれるリンパ球の数を調べると、O型がもっとも多く、次いでB型、A型と続き、もっとも少ないのがAB型でした。全白血球の中のリンパ球の割合を調べると、O型39%、B型37%、A型36%、AB型34%でした。

(免疫学的に視た病気に強い血液型ランキング)

1位 O型 抗A抗体と抗B抗体の両方をもち、さまざまな病気に強い

2位 B型 抗A抗体をつくるほうが免疫活性が強い

3位 A型 抗B抗体をつくるほうが、免疫活性が強い

4位 AB型 抗A抗体も抗B抗体もないので、さまざまな病気にかかりやすい。

<A型と病気>

(かかりやすい病気) サルモネラ細菌中毒、病原性大腸菌食中毒、肺炎球菌性肺炎、ノロウイルス食中毒、天然痘、肺結核、梅毒、マラリア、がん(胃癌、食道がん、子宮がん)、生活習慣病(糖尿病、心筋梗塞)、自己免疫疾患(リュウマチ熱、悪性貧血)

(かかりにくい病気) ペスト

「A型の人は、残念ながら血液型の性質で生まれながらに免疫力が弱いのです。そこで、免疫力を高める生活を心がける必要があります。

免疫力の70%は腸内細菌によるものです。そのため、腸内細菌の餌となる穀類、野菜類、豆類、果物類を積極的に摂ることが必要です。・・・

がんや脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病になりやすい体質なので、「活性酸素を抑える」、抗酸化力のある食物や水を多く摂るよう努めることが必要です。具体的には、食物では色のついた野菜や果物、海藻などです。飲料水では、水を分解して作った「還元電解水」とか「アルカリイオン水」がいいでしょう。

ストレスは、中性脂肪に影響を与えて動脈硬化を引き起こしやすいので、日頃からカルシウムを多く含む、硬度300mg/ℓぐらいの硬水を飲むとよいでしょう。

A型の人は運動することが必要ですが、プロ選手なみの激しい運動は避けるべきです。ウオーキングやごく軽いジョギングを30分程度行う、有酸素運動がおすすめです。

おだやかで安定した生活を好むのがA型の特徴ですから、食事や睡眠、排便のタイミングなどに気をつけ、できるだけ規則正しい生活をすることが望まれます。

<O型と病気>

(かかりやすい病気) 潰瘍(胃潰瘍、十二指腸潰瘍)、コレラ、ペスト、サルモレラ菌中毒、病原性大腸菌食中毒、インフルエンザ(A2型)

(かかりにくい病気) 梅毒、結核、肺炎、がん(胃がん、食道がん、唾液腺がん、子宮がん、乳がん)、生活習慣病(糖尿病、心筋梗塞)、自己免疫疾患

O型は、もっとも免疫力のある人たちです。狩猟民族だった祖先の血を受け継いでいます。O型の人は激しい運動に対応できる血液型だと思います。これはアスリートで活躍している人にはO型が多いことでも説明できます。

現代社会に暮らしていると、あり余るほどの食料に囲まれ、交通が発達しているため歩かず、デスクワーク中心の仕事をすることになりがちです。そうした生活によって、O型の人が特に太りやすくなってしまうのではないかと考えられます。

O型の人は他の血液型の人より運動量を増やす努力が必要でしょう。

さらに、胃酸が多く分泌されるO型は、胃の負担を軽減するためにアルカリ性の飲料水を摂るように心がけることも重要です。

<B型と病気>

(かかりやすい病気)

肺結核、インフルエンザ、肺炎球菌肺炎、サルモネラ菌食中毒、病原性大腸菌食中毒、ツツガムシ病、梅毒

(かかりにくい病気)

コレラ、天然痘

B型の人は本来免疫力の強いグループに属していますが、いろいろな感染症にもかかりやすい体質です。また、自分の発言で周囲を驚かせ、反感をもたれたり、誤解されることも多く、逆に自分の感覚に合わない相手にイライラしたりします。カルシウム不足に注意してください。カルシウム含有量の多い硬度300mg/lぐらいの硬水を日頃から飲むことが大切です。

また、活性酸素が体内で発生しやすい体質なので、色のついた野菜や果物など、「抗酸化作用」のある食品を摂るようにしましょう。

<AB型と病気>

人類史上もっとも新しく生まれたAB型は、皮肉にも免疫力が弱く、一般的にいって感染症にかかりやすいタイプなのです。

(かかるやすい病気)

梅毒、天然痘、肺炎球菌性肺炎、インフルエンザ(A1型)

(かかりにくい病気)

コレラ、天然痘

AB型はストレスに弱く、疲れやすくて免疫力が低下しやすい特徴があります。そのため、免疫力を高めるよう日頃から努めることが必要です。A型と同様、穀類、野菜類、豆類を中心とした食生活と、明るく楽しい生活を心がけることが必要です。

内向的になり、感情の起伏を抑える傾向にあるAB型の人にもっとも大切なことは規則的な生活をすることです。NK(ナチュラルキラー)細胞など免疫担当細胞の多くは日内リズムがあるからです。・・・

同じ環境にいても他の血液型にくらべてストレスを感じやすいAB型の人は、イライラをややらげる効果のあるカルシウムの多いミネラルウオーターを飲むことをおすすめします。

ストレスの多い人の体内には活性酸素が増えています。活性酸素は体の細胞を老化やがん化させる働きがあります。したがって、AB型の人には活性酸素を抑える「抗酸化力」のあるミネラルウオーターを飲むことをおすすめします。具体的には磁鉄鉱などを通過した天然水や水素水、アルカリイオン水などを飲料水に選ぶのがよいと思います。

第4 血液型による特徴

<禿げと血液型>(週刊ポスト)

頭が禿げにくいのは、毛質のよいB型とAB型。神経質な人はストレスから禿げやすいといわれるが、A型に多いのはそのタイプ。一方、O型は細かいことを気にしない性格だが、男性ホルモンの分泌量が多いといわれ、どうしても禿げやすくなる。

禿げ具合にも違いがあって、O型は頭頂部から禿げやすく、A型はおでこから禿げ上がっていく。

<肥満と血液型>(週刊ポスト)

最も太りやすいのはO型だ「もともと狩猟民族であったO型は、獲物を追って命がけの闘いを繰り返してきた血液型。本来は激しい運動をし、かなりのエネルギーを消費する生活だったはずで、デスクワーク中心の生活をしていると、太ってしまう可能性が大きいのです。・・・」(藤田)

農耕民族から発生したA型は、遊牧民のように長距離移動のためエネルギーを摂取する必要がないため、穀物や野菜などを中心としたカロリーの少ない食事が体に合っている。そのためA型の人が肉やチーズなどを食べ過ぎるとエネルギーが過剰になり太ってしまいやすい。

また、B型の人はA型物質を持つ食べ物に要注意だという。

「B型の人は、ウナギや豚肉など、A型物質を持っている食べ物が体に合いません。ただし、ダイエットを考えると、豚肉やウナギを食べることで体が余分のエネルギーを使わなければならないので、ダイエット効果があるという考え方もできますね」(藤田)

ただし、そうした食材だけを摂るのは当然よくないので、バランスには注意、

AB型はA型とB型双方の要素を受け継いでいるため、食事面でも両方の配慮が必要。肉の食べすぎは避けたほうがよい。

<長寿と血液型>(週刊ポスト)

病気に対する免疫力が最も強いだけに、一番長生きできそうなのは、なんといってもO型だ。

「O型は根本的に生まれながらにして長命なんです。実際に長生きするためには、気遣いをしないこと。O型で、健康のために食事に気を遣って、好きなものを我慢しているような人はかえって病気になりやすい」(小萩喜一「血液型事典」著者)

A型の場合は、もともと農耕民族なので、食べ過ぎないのが長寿への道。メンタル面では、くよくよしないことが大切だ。

「極端にいえば、A型の人は山間部とかに住めば長生きできる。逆に、とくにA型女性で都会好きの人は、身を持ち崩して短命に終わってしまうことも多い。B型の人は逆で、仕事帰りに適当に飲みに行くくらいの人の方が調子がいいそうだが、飲みすぎはもちろんNG.AB型はA型とB型の弱点を両方持っているので、長寿のためにはよほど気をつけないと。とくに体にこたえるのは睡眠障害。睡眠不足がてきめんに体に出やすいタイプです。」(小萩)

第5 <要約>

1 血液型は動物・植物が共通してもっている血液型物質で、そのタイプによる動植物それぞれの特性・性質の差に科学的根拠あり。

2 人間の血液型物質は、歴史的にアフリカの狩猟民族のO型から始まり、世界各地への民族移動で農耕民族のA型、牧畜民族のB型へと派生し、その後、混血で更に新しくAB型が派生した。そして、現在もそれぞれの血液型物質のタイプ別に民族の特性を残している。

3 血液型物質のタイプ別に病気に対する抵抗力が異なる。それに応じた適切な生活態度が求められる。

4 血液型物質のタイプ別に適応した食物がある。その適否の基本を心得た食生活を心がけるべきである。

5 血液型物質により間接的にメンタル面にも特徴が出る。その長所・短所をわきまえて行動すること。

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