市民本位の健康医療に向けて

第24回(3月)定例会中間報告

2010年3月27日 by KISK事務局  


第24回(3月) 健康医療市民会議定例会
中間報告 
H22・3・16
梶原

一昨年4月、武藤徹一郎・癌研有明病院名誉院長による講演「がん治療最前線」から本会議活動が正式にスタートして2年経過しました。その前年10月、小川真誠・心身機能活性療法指導士会理事長による講演「認知症は治る」で試行して以来、丸2年5ヶ月、ほぼ毎月、講師を招き、有益な健康・医療に関する知識・情報を学習し共有してきました。無償で奉仕していただいた講師の先生方に改めて感謝申し上げ、また熱心に協力していただいた会員の皆様にお礼を申し上げます。
一方、患者・市民本位の医療の実現を目指して「医療改革懇談会」(座長・大竹美喜アフラック最高顧問)を立ち上げ、一昨年來、関係国会議員、医療側、市民側三者で会合を重ね、昨年8月実施の衆議院選挙に当たっては、本会議の医療改革に関する提言、「医療改革国民会議」創設などが各政党マニフェストに採り上げられるなど成果を挙げてきました。
今後は、これまえの実績を踏まえながら、状況の変化に応じ新たな展開を図るべく、会員の皆様から積極的な提案をしていただくよう願います。

1 情報の共有

前回の定例会では石塚龍夫先生による「催眠療法」の講演で催眠療法の科学的根拠とその効果を学ぶことができました。また「ドクターのワンポイントレッスン」では横倉先生の「脳の健康が体を健康にする」シリーズ最終回はユーモア溢れる有意義なお話でした。
今回は、ベストセラー「脳内革命」の著者でクリニックを開かれている春山茂雄先生に新たな研究と実践の成果をご披露していただきます。また今回から小山悠子先生に統合医療と歯科の観点から「ドクターのワンポイントレッスン」を担当していただくことになりました。日常の生活に活かせる有益なお話を伺うことができると期待しています。また、いつも講演のメモをとって報告書を書いて頂いている会員の黒川様に、過去2年間の講演を簡単に振り返ってもらいますが、今日はその前編として最初の1年の講演を皆様と一緒に思い出すことになっています。
次回は、聖路加国際病院消化器センター内視鏡室長増田勝紀先生に講演「意味ある健康診断のすすめ」をお願いしています。臨床の現場から健康診断の奥深さや検診への対処について具体的に語っていただけるようです。
なお、劉超・気功文化センター理事長のご紹介により、私自身、気功の大家で著名な梁蔭全・全日本養生協会理事長に親しくご指導を受け気功の練習を始めました。機会があれば定例会で梁先生に気功の講演をしていただくようお願いしております。

2 医療改革について

政局不安定の中ですが、先ずは我々が提言している「医療改革国民会議」の創設に取り組んで行きたいと思います。このためには患者・市民の横の連携を拡大していかなければなりません。3月14日付けの日本経済新聞で同紙の医療改革の提言が公表されました。混合診療などが取上げられています。マスコミとの連携も進めていきます。
1月の定例会で講演していただいた土屋了介国立がんセンター・中央病院院長のご要請により3月2日「子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成推進実行委員会」設立の会に発起人の一人として出席してきました。早速NHKテレビで大きく報道されたりして反響が出ています。このように具体的なテーマを持って医療改革に取り組んでいくことも必要かと考えます。
なお、今年は7年に1度の諏訪神社御柱祭に当たり、「健康医療市民会議信濃」メンバーのご配慮で5月に勇壮な「木落とし」見物の場を用意していただけるようです。

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