市民本位の健康医療に向けて

第21回(12月)定例会報告メモ

2009年12月21日 by KISK事務局  


第21回(12月)定例会報告

第21回(12月)定例会は12月16日(水)、日本倶楽部で開催しました。今回は会員の交流会・懇親会がメインのイベントで、皆様ご多忙の折、例月に比べ、あるいは昨年12月と比べ若干参加者が少なかったのは残念ですが、元総務大臣の塩川正十郎様、元総務大臣の増田寛也様などにご出席頂き、内容のある定例会となりました。懇親会の前に1時間ほど、代表の中間報告、前記2氏の挨拶、会員の佐久間様、大山様からのご報告の後、懇親会に入り、交流を深めることが出来ました。

梶原代表の中間報告
11月の定例会でもお話があったように、やはり、中心は医療改革のお話。改革の指針を政府、各党の政策担当者に送付し、今後も出向いて直接要請するなどのフォローアップをするとの話がありました。また、理想農法・市民農園および介護センターの実施も近づいてきたとの報告もありました。

DIPEx-Japan 佐久間りか様
「がん患者の語りのデータベース作成プロジェクト経過報告」
・以前にも簡単に紹介したことがありますが、がん患者の声を、がんの発見、治療、転移、再発などのがん自体のみでなく家庭とか、がんを取り巻く環境すべてについて患者の語りをデータベース化して患者の救済に役立てようと尽力している非営利の団体で、このたび乳がんと前立腺がんの患者各50人のインタビューが終わり、整理、HP作りの最中ということで、例として、HPに掲載予定の乳がん患者の生の声を聞きました。国からの研究費での事業だそうで、来年から認知症の家族等のインタビューも始めるとのお話でした。

Mother’s Kiss 大山義夫様
「針のない注射器・Mother’s Kissの紹介」
・開発者でもある大山義夫様(Mother’s Kiss㈱代表取締役)から、無針で痛みを伴わない、製薬工場段階で薬剤を充填、密閉されたアンプルがそのまま注射器となり、そのまま廃棄が可能な注射器についてご報告。皮下投与型のものと経鼻粘膜噴霧型があり、いずれも針が無いため針刺し感染事故は皆無で、一般廃棄物として処分が出来るというすぐれもので、6年前に開発、このたび発表にこぎつけたということです。人にも家畜にも利用でき、合わせてすでに数億本の注文を受けているとのこと。今後医療では、自己治療の分野が重要になり、大きな役割を果たすと期待しているなどのお話でしたが、確かに、インフルエンザワクチンの接種とか、糖尿病のインシュリン注射には大きな力を発揮してくれそうなお話でした。

その他、乾杯の挨拶では、塩川様より、デパート、医療機関、海運会社が手を組んで、治療のツアーでも組んではどうかというアイデアも披露されました。

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