市民本位の健康医療に向けて

第17回(8月)定例会報告(メモ)

2009年8月24日 by KISK事務局  


第17回健康医療市民会議定例会講演メモ
(21年8月18日(火)17-19:30・南青山・国際医療福祉大学大学院
・東京サテライトキャンパス5F)

今回は、講演「水素の医学的効用」、ドクターのワンポイントレッスン「心臓血管障害」を中心に、代表の中間報告、「TK式脊椎復元体操実習」などがありました。

梶原代表からの中間報告は、「抜本的医療改革断行の提言」を各党に陳情してきた結果として、各党の政権公約にどう反映されているか、また、今後どうフォローアップして行くかについて報告があった。報告内容は別途「各党のマニフェスト拝見」として掲載。

中心の二つ、ドクターのワンポイントレッスン「心臓血管障害」、講演「水素の医学的効用」について、以下にまとめました。
1「ドクターのワンポイントレッスン」「生活習慣病対策③心臓血管障害」久野則一・久野マインズタワークリニック院長
独断と偏見で話すがとされながら、医療側と市民側との協調、未病対策の重要性、西洋医療・代替医療から第三の選択・統合医療へが大切と。虚血性心臓病を中心にされながらも生活習慣病の全体の注意のお話。「遺伝子が喜ぶ生き方」が基本、自然の老化もあり、その許容範囲で生活しよう。第一未病対策は生活や環境の改善・具体的第二未病対応・最後が病気治療であり、「有病息災」の考えも大切。代謝障害とストレスに注意。血流障害が問題、全身の各臓器への血液の円滑な循環が重要。60兆個の細胞に元素が常に出入りし、エントロピー拡大法則をこわすことが大切。福岡伸一氏「動的平衡」が指摘される細胞による蛋白質の合成と分解の同時的バランスが大切。また口腔や胃腸内では多くの微生物が働いて食べ物を消化し、栄養として体に補給している。「みみず」は一本の管で土の中で何を食べても同じ糞をだす。良いみみずの血が大切。また血流障害は、動脈が問題だと脳卒中、静脈が問題だと骨粗鬆症へ。心臓は冠状動脈が取り囲んでいる。血圧の調整、薬利用の注意も大切。走っていて赤信号で止まったら血圧が急に下がり立ち眩むことがある。消化・吸収・代謝の複雑な機能の確保が大切。動物性脂肪で小さな血管が詰まり循環が悪くなることもある。運動負荷試験の測定で、運動不足は自動車でいえばエンジン排気量の低下、心電図のST低下はエンジンの故障、虚血性心臓病や高血圧は燃料系列の異常といえる。
LR末は血栓を溶かす。ミミズでフィブリン溶けた。LR末(エルルマツ)みみず食品は、服用1年半位で元気回復。知っている人には勧めている。みみず食べる副作用はない。1匹から1000匹、どれも同じ糞を土地に還元。代謝力すごい。
日常生活での運動と食事が大切。シベリア日本兵はパン一切れとじゃがいもで頑張り帰ってきた。食料は少なくても生存できる。先日、横須賀の日露大海戦の旗艦三笠を見学し海軍カレーを食べた。当時乗員の40%は脚気、その防御策で白米にカレーで食事した。英国海軍はビーフシチューと肉じゃで脚気はなかった。我々も「楽しく美味しく食べて元気で100歳」を目指そう。不都合なら健康維持のため生活を修正しよう。喫煙は自分の意思で止める。風呂は40℃が適当で42℃が上限である。と幅広い生活習慣病の対応への心構えを説かれ、会場の全員、自己こととして納得し、拍手喝采。
2 講演「水素の医学的効用について」内藤真礼生・JA佐野厚・佐野厚生総合病院内科主任医長・医学博士・内科・腎臓・透析・漢方・循環器・高血圧の専門医指導医正会員等
「水素の可能性2009」の画面表示から始まる力強い水素の医学的ご説明が始まりました。
21世紀は水素自動車、水素電池等の水素燃料が世界的に注目される。人間も水素電池で動いており、水素は健康のキーワードでもある。07-5-8日のNHKニュースは「水素ガスが活性酸素、特に毒性の高いヒドロキシ・ラジカルを強力に除去し、動物実験で脳梗塞による損傷を半分に減らした」と日本医科大学の実験グループの活動を報道しました。人間の60兆個の細胞は24時間絶え間なくエネルギーであるATP(アデノシン3リン酸)を作る。食事や呼吸の目的はこのATPを作ること。食事して炭水化物・蛋白質・脂肪を摂ると胃腸でブドウ糖・アミノ酸・脂肪酸等に分解・吸収され血管で運ばれ細胞に入り、細胞内のミトコンドリアでは酸素を使い低温で燃焼させ酵素の働きで水素を取り出しマイナス水素イオンを作り、これが電子を供給して細胞のエネルギーATPを産生させる。水素の特性1として「最も優れた抗酸化物質に足りうる」①最悪の活性酸素ヒドロキシルラジカルを特異的に消去②最小の抗酸化物質③他の抗酸化物質の再利用を可能にする④水素は酸化されても水になるだけ(酸化物が悪さしない)⑤体内の活性酸素を使った免疫系に影響しない。特性2として「ミトコンドリアでのエネルギー産生系に関与しうる」①エネルギー産生を高める(体力・熱量・老化)②糖・中性脂肪の代謝改善③たんぱく合成の促進(栄養・筋肉)運動能力向上、をご指摘。書籍「水素の可能性」の共著の理学博士及川胤昭先生(KK創造的生物工学研究所)の発見された特許申請の水素保存体は全く新しい発見発明。身体能力の低下、老化、病気など健康の悩みの殆どに水素が役立つ可能性がある。車の水素電池は水素を安定した状態で吸蔵できるアルカリ土金属などの水素吸蔵体を利用するが、及川先生の「水素含有焼成サンゴカルシウム」は水素吸蔵体にサンゴカルシウムを利用。体のエンジンのミトコンドリアに、水素電池を食べて補給する。その保有体の還元力維持の機器測定の実例の図表。ORPメーターで、別のサプリメントは酸化度が1-5分で下がるが直ぐ上がり始める。水素保存体は15分で還元最大mVは-250mVになり強い還元力が数時間継続。これを溶解した水では金属のクリップは2月でも錆びない(水道水は24時間、ビタミンCの水は2-4週間は錆ない)。ただしこの保存体はサプリメント「健康補助食品」で、医薬品ではないので、医者でない者がその効果効用をうたうのはだめ。読者が本例を説明して他人に勧めることもだめ。事実は話せても利用はそれぞれ自己責任での判断。
疲労・老化・病気の本体は活性酸素とそれによる代謝障害といえる。遺伝子損傷は癌誘発、脳神経の脂質DHAが変質すれば認知症へ、ミトコンドリアの損傷で骨粗しょう症、代謝活力の低下で余分なものの排除がないと、ストレス、肥満、糖尿病、高脂血症、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞の可能性。次いでこの水素保有体の利用の実例①C型肝硬変と腎障害82歳女性 ②重症心不全狭心症の血液透視患者62歳男性 ③極度肥満40歳女性(111kg内臓脂肪241平方cm)④先天性皮水泡症4歳女の子の服用期間と経過を図表でご説明。
書籍「水素の可能性 水素の基礎から医学的検証まで」理学博士及川胤昭・医学博士医師内藤真礼生共著・扶桑社発行の紹介がありました。
「水素はエネルギーの元」「水素は健康の元」との力強く図表を利用した分かりやすいご説明に拍手喝采。会場からの、他の食品との関係、摂取の時間的間隔は等の質問には、通常の水や食品との並行摂取である、摂取の間隔は一日二回、12時間程度は効果持続とご回答。

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