市民本位の健康医療に向けて

第15回(6月)定例会講演案内

2009年5月22日 by KISK事務局  


「医療改革について」 前野一雄 読売新聞編集委員

昨年(2008年)10月16日の読売新聞の朝刊は1面トップをはじめ、3面、20~25ページ全面、社説等を使って大々的な医療改革提言特集を組みました。読売読者の方は驚かれたことと思います。読売新聞総力を挙げての提言で各方面から高い評価を受けています。私たち市民・患者の立場に立って多くの改革提言が入っており、中でも今回講演して頂く前野一雄様ご自身は、脳動脈りゅうとか甲状腺がんという難病と闘われた経験をお持ちで、患者の立場の理解は人一倍のものがあると思いますが、今回の改革提言に当たっては医療情報部長(現在は編集委員)として提言をまとめる中心的な役割を果たされました。提言は現在問題となっている主な医療の課題を網羅していると言えますが、いくつか拾ってみますと、たとえば、医師不足および偏在の解消の面では若手医師の計画配置、麻酔医不足には歯科麻酔医も協力するとか、医療機関の役割分担の中では、開業医の救急医療(病院)への参加とか、緊急事態に当たり、垣根を超えて協力しましょうという、具体的で興味深い提案も見られます。また、保険に頼ってコスト意識が希薄な私たち市民への警鐘とか、消費税を引き上げて目的税化(社会保障税に)しようとかの提案もあります。講演では提言をまとめた背景とか詳しい中身、苦労話、裏話を聞けると思います。

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